「ずっとしま」編集部、動き出す。

 2025/07/09

利島村で始まる、暮らしに寄り添うローカルプロジェクト

利島村にて、6月より活動を開始した地域おこし協力隊のお二人とともに、コミュニティ型ポータルサイト「ずっとしま」の編集部立ち上げに向けた取り組みがスタートしました。
今回の出張では、編集方針の共有や村民ライター育成に向けた打ち合わせ、2026年春に開業予定の複合型サテライトオフィスの現地視察、そしてブランディングのためのディスカッションを実施しました。

「ずっとしま」が目指すのは、島の暮らしに寄り添い、その魅力を島の中から外へ、外から中へと橋渡ししていくこと。
その第一歩となる2日間の記録をお届けします。

プロジェクトの背景と目的

「ずっとしま」は、利島村に暮らす人々の視点から、日々の営みや島の魅力を発信していくローカルメディアです。
今回、地域おこし協力隊として利島に移住してきた小抜 ひかるさん、石井 絵美子さんとともに「ずっとしま編集部」を新たに立ち上げ、村民ライターの育成や記事制作を通じて、島の人々自身が“語り手”となる仕組みをつくっていきます。また、2026年4月には、コワーキングや学習スペース・キッズスペース、共有キッチンなどを備えた複合型サテライトオフィスが開業する予定です。

建設が進む複合型サテライトオフィス

地域の交流拠点としての可能性を秘めたこの新たな施設が、島の中で自然に受け入れられ、愛される場所となるように…その「あるべき姿」や「存在意義」についても、関係者とともにじっくり考える時間を設けました。

1泊2日の出張レポート

▶ 1日目|地域おこし協力隊との顔合わせと現地視察
まずは、複合型サテライトオフィスのブランドづくりに向けたディスカッションを行いました。

「この施設があることで、島にどんな変化が起きるだろう?」
「誰のための場所なのか?どんな言葉がこの場所に似合うか?」

そんな問いをめぐって、参加者全員が自由にアイデアを出し合いました。

印象的だったのは、「暮らしの豊かさに気づく場所」や「サードプレイス」といったキーワード。
日常にそっと豊かな余白を生むような場所として、この施設が果たすべき役割を言語化し、共有することで、プロジェクトの“芯”が見えてきました。

この作業は今後さらに深め、精度を高めていきます。

続いて、「ずっとしま」のビジョンや編集方針、村民ライターとの取り組みについて、地域おこし協力隊のお二人と意見交換を行い、それぞれのバックグラウンドや関心を共有しながら、今後の協働に向けたイメージを膨らませました。

午後は、建設中の複合型サテライトオフィスを視察。
外観や内観の進捗や内部構造を確認しつつ、子どもから大人まで多様な世代がどのようにこの場所を活用していくか、どのような運用やサポートが必要か、などを想像しながら、具体的な活用のイメージを共有しました。

施設内部。水平線が見渡せる絶景が迎える

▶ 2日目|編集会議と今後の運営方針
2日目は、「ずっとしま」編集部の具体的な運営方法やスケジュールについて協議。
どんなテーマで取材を進めていくか、記事のトーンや切り口はどうするかなど、編集方針をすり合わせていきました。
地域の声をどうすくい上げていくか、どのような表現がふさわしいか…等、話し合いの中で今後の方向性がより明確になってきました。

今後の展望

「ずっとしま編集部」の活動が、これからいよいよ本格的に始動します。
村民ライターの募集や育成を進めながら、地域に根ざした取材・発信を重ねていく予定です。
また、サテライトオフィスの名称やタグラインの検討、島内外とのつながり方についても、時間をかけて丁寧に形にしていきます。

島の中と外を、ゆるやかにつなぐメディアとして。
「ずっとしま」のこれからの歩みに、ぜひご注目ください。

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